かんたん解説!ISO Q&A
内山アドバンスきってのISO博士と呼ばれるこのネモが、リコちゃんの疑問にわかりやすくお答えするぞ! 昨日上司に、「ISOはマスターしておけ!」って言われたんですが、よく耳にするえKど、ISOっていったいなーに?

●ISOってなーに?
ISOとは、International Organization for Standardizationの略で、『世界標準化機構』という国際機関のこと。製品や企業の仕組みなどの世界的な共通の取り決め(国際標準)をつくっているところじゃ。
あれっ、それならど〜して「IOS」じゃなく「ISO」なの?
ギリシャ語の「ISOS(相等しい)」を語源としているからじゃ。つまり世界中で共通して活用できる製品や概念をつくっていきたいというISO発足目的への思いを込めて、略称は「ISO」としたのじゃ。
ギリシャ語とは・・・。奥が深いのね。
●ISOはどんな共通の取り決めをつくってるの?
代表的なものに、企業の品質管理に関する取り決め「ISO9000シリーズ」や環境管理についての取り決め「ISO14000シリーズ」があるぞ。
そ〜いえば、カメラのフイルムなんかにもISO100とかって書いてあるわよね!
おっ、よく気が付いたの〜。それはフイルムの感度というものの共通の取り決めじゃ。フイルムによって写真の写り方が違うと困るじゃろ。その他にも、ISOが現在検討中のものも含め、「安全管理」「危機管理」「個人情報管理」「財務管理」「人事管理」「論理管理」「衛生管理」などの取り決めがあるんじゃ。
へ〜、結構身近なものもあるし、いろいろあるのね〜。


●ISO9000シリーズってなーに?
『品質マネジメントシステム』という規格のことじゃ。企業の品質管理に対する世界共通の取り決めじゃ。
???
たとえば机のネジがとれてなくなった時、同じものが売っていないと困るじゃろ。だから一定のものをお客さんに提供できるように基準をつくっているわけじゃ。つまり、消費者の要求に応えた品質を、企業が確実に提供していくためのシステムづくりを支える指針がISO9000シリーズなのじゃ。
ISO9000シリーズのおかげで、机を買い換えずに済むわけね!
・・・。
●ISO14000シリーズってなーに?
『環境マネジメントシステム』という国際標準じゃ。企業が地球環境に優しい経営を実現するために、それらの活動を管理していくための世界共通基準のことじゃよ。要するに企業の環境への取り組みに関する一定の取り決めのことじゃな。
なるほど!環境への取り組みって企業によってまちまちだから、基準があった方がその信頼度がはっきりするわね。


●最近、どーしてISOを取る会社が増えてるの?
業種によっては入札参加資格の必須項目になっていたり、得意先や親会社からの取得要請があったりする場合も多いからじゃ。海外ではビジネスパスポート化しているという例もあるぞ。
えっ、大変!なくてはならないものになってきてるのね!
最近では、ISOの一般的な知名度が上がりつつあるので、特定の分野の企業に限らず、様々な業種の企業が認証を取得しているぞ。これは、他社との差別化、またグローバルスタンダードに適合しているというアピールのためと思われるぞい。
ISOとってますよって言われると、なんとなく安心するものね。
●ISOを取るまでどれくらいかかるの?
認証を取得するだけなら、短期間(1年以内)で可能じゃが、社内のシステムに役立つようにきちんと構築するためには、準備期間も含めて1年半が目安じゃ。
ど〜せとるなら、ちゃんととりたいわよね!ペーパードライバーじゃ、恥ずかしいものね。
でも社内システムの整備状況や人員などで取得までの期間は変わってくるぞ。ISO9000シリーズの場合、生コンのJIS工場であれば、審査の対象となる運用は6ヵ月間と準備期間を考慮して1年〜1年半ぐらいの期間がかかることになると思うぞ。


●ISOは一回とっちゃえば、ずっと認証され続けるの?
取得後もサーベイランス(維持審査)、更新審査などで継続的に運用しているかを見る審査があるのじゃ。また、ISOには「継続的改善」という考えがあり、常にシステムのレベルを上げていく仕組みの構築を義務付けているぞい。
認証を受けてからが本当の勝負ってところね!
●例えば工場で言うと、JISとISOはどう違うの?
JIS工場で作られたJIS適合品は、その製品の品質をJISで保証しているが、ISO認証工場で作られた製品の品質をISOで保証しているわけではないぞ。
ど〜いうこと?
ISO規格で要求しているのは「What(何をすべきか)」で、「How(どうするか)」は一切要求していないのじゃ。ISOではやり方は企業自身が考えるものなので、その方法、基準は企業ごとに違うのじゃ。またJISは国家規格であるのに対し、ISOは国際規格じゃぞ。
つまりISOでは、基準をクリアーするためのマニュアルがあるわけじゃなく、自分たちでマニュアルをつくって、基準をクリアーしなさい、って言っているのね!


●どーすればISOを取ることができるの?
(1) まずは、自社の目的・方針を明確にさせ、その方針に沿った組織の仕組みを考える。
(2) 仕組みの案ができたらそれを文書化して、人員・設備を仕組み通りに運用していく。
申請するまでもいろいろあるのね。
(3) そして、いくつかある審査登録機関を選定し、申請書を提出するのじゃ。
(4) そのおよそ3ヵ月後に『書面審査』があり、主にヒヤリング形式で文書の審査が行われる。
(5) 次に本審査である「実地審査」の前に『事前調査』が行われる。これは、本番前のリハーサルのようなもので、非公式なものじゃ。
(6) さらにその約2ヵ月後にいよいよ『実地審査』が行われるぞ。これまでに行われた「書面審査」、「事前調査」において指摘された事項はすべて是正して審査を受けるのじゃ。審査は企業に審査員が訪問し、「質問し、聞き、観察する」というもの。
一発勝負じゃなく、とりやすいような計らいもしてくれるのね!
(7) 審査が終わり、指摘がある場合には処置を求められるぞ。
(8) 企業は指摘された事項について処置が済んだことを報告する。
(9) この内容により審査員が判定し、良ければ判定委員会にかけられる。
(10) 合格が承認されると「登録証」が交付されて、認証取得となるのじゃ。
やったね!!
ページトップへ
| かんたん解説!ISO入門 | ISO取得奮闘記 | ISO9001品質方針 | ISO14001環境方針 |
株式会社内山アドバンスロゴ
Copyright(C)2007 UCHIYAMA ADVANCE Co.,Ltd. All Rights Reserved.