実録!ある社員のISO取得奮闘記
Story3. 社内の理解を得ることから始めた、認証取得までの450日間。
外注業者(輸送業者)に対する教育訓練状況
(1998.8.8実施)
「品質システム」の実践で、工場長から社員まで“ISOの理解”に心血を注ぐ
'97年4月、明確に文書化された「品質システム」が現場に導入された。次のフェーズは、文書化された品質システムを社員に理解、徹底させることである。しかし当初、一般社員にとってISO認証取得のための作業は、単に新たに仕事が増えることであり、あくまで“受身的”なものにとどまっていた。梅谷らのテーマは、この受動性を能動的なものに転換させることにあった。梅谷らは、まず工場の責任者である各工場長へ理解を求めた。だが、文書化したものの、それぞれの工場長の理解の度合いによって、システムが一律に運用されないという問題が発生した。各工場長の裁量、判断がシステム運用を左右するという現実に直面したのだ。梅谷らはそれらを是正、アレンジするため何度か会合をもったが、工場長同士で意見が決裂、反目し合うまでに事態は進展した。さらには、一般社員からも不満の声が漏れ聞こえるようになってきた。文書化された品質システムは、現場の社員にとっては日常業務であり、わざわざ読まなくても業務はこなせる。「何の為にやっているのか、何の意味があるのか、正直言ってやりたくない」。正念場のときだった。ここで挫ければ、ISO認証取得という活動は瓦解する。梅谷らは工場長から一般社員まで、批判や不満の声に耳を傾け、冷静に根気よく、個別に説得していった。「社員の理解を得るには本当に苦労しました。ISOを取得することがなぜ必要なのか、なぜ大事なのか、それを全社員に理解、徹底させることがISO認証取得には不可欠ですからね。トップダウンで始まった認証取得への挑戦を“ボトムアップ”に変えることが、私たちの本質的な仕事だったと思います」。そして梅谷らの努力で、徐々に、社員間、工場間に、認証取得へむけた連帯感が芽生えはじめたのである。
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